◆国名 |
モンゴル国 |
◆首都 |
ウランバートル市 |
◆風土 |
ロシア、中国、カザフに囲まれ、国土面積は156万6500kuで、日本の約4倍の広さである。首都ウランバートル市の面積は1,359ku。平均海抜は1,500mで、全国土の79%を草原が占める。南西部には4,000m級のアルタイ山脈、中西部には3,000m級のハンガイ山脈が連なる。山地部には内陸湖や川が多くある。南東部には広大なゴビ砂漠が広がる。砂漠と言っても山、森林、オアシス、砂地、平原と自然景観は変化に富む。
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◆気候 |
四季があるが、夏は短い。夏の平均気温は17度、冬はマイナス26度だが、気温の日格差が、年格差が大きく、夏季の最高気温は40度を下回る。内陸部にあり、海洋から遠く離れ、年間の降雨量は500o以下と極めて乾燥している。 |
◆人口・言語 |
人口は約260万人。世界で人口密度が最も低い国の一つである。様々な民族が共存しているが、90%以上がモンゴル族。使われている言語は、モンゴル語。書き文字は、キリル文字と、独自のモンゴル文字がある。 |
◆産業・経済 |
モンゴルには開発ができる各種各様の鉱山資源が埋蔵されている。産出している主な鉱山物は石炭、銅、蛍石、モリブデン。モンゴル経済にとって農業は重要な役割を果たしている。カシミヤ、羊毛、皮革、毛皮、同製品の品質は高い。又壮大な自然が楽しめる観光産業が欠かせない。 |
◆暮らし |
遊牧民族であったモンゴル人も、純粋に遊牧生活を送る人も減りつつある。首都ウランバートルは郊外にはゲル群が見えるものの、近代的な建物、高層アパートが立ち並ぶ。 |
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木とフェルトで出来た組み立て式移動住居。内モンゴルではパオと呼ばれる。円形の骨組みの上に防水性の布をかけ、煙突代わりの天窓が開いている。冬はストーブが置かれ、又ホルゴルと呼ばれる羊の糞を敷いたり、羊の糞を固めた固形燃料のフルを燃やして暖を取る。
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モンゴルでは伝統的な民族衣装のデールがある。男女同型で、襟を左前で合わせ、右肩のボタンを留め、細くてやわらかい帯を締める。 |
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モンゴルで肉といえば、羊肉のこと。塩茹でが多い。代表的な料理として、羊の石焼「ホルホグ」羊肉の餃子「ボーズ」など、モンゴルの羊肉はとても美味。 |
◆宗教 |
モンゴルの宗教はチベット仏教・ラマ教。又民間宗教の代表的なものとして、シャーマニズムが浸透。土地の守護神が宿るとも言われる石を積み重ねた「オボー」なども見受けられる。 |
◆音楽 |
一人で二つの音を同時に出して歌う「ホーミー」や、楽器の馬頭琴などがある。スポーツは、モンゴル相撲、競馬、弓など。
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